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2018年08月20日
【椎間板ヘルニアとは】
椎間板は椎骨と椎骨の間にあり、脊椎にかかってしまう衝撃をやわらげるクッションのような役割を担っています。
椎間板の中心は髄核と呼ばれるゼリー状の組織となっており、その周りをバームクーヘンのように線維層が取り囲んでいます。
繊維輪や髄核が脊椎の後ろの方にはみ出して神経を圧迫してしまっている状態を、椎間板ヘルニアといいます。
椎間板ヘルニアは腰部分に発生することが多く、次に頸部、胸部は稀です。
椎間板ヘルニアの原因は、椎間板への負担の多さにより発症してしまいます。
多くは加齢により発症してしまい、変形して髄核の水分が失われてしまうことで、弾力がなくなってしまったり繊維輪に亀裂が入ってしまうことで発症してしまいます。
加齢等により長い年月によって発症する場合もありますが、脊椎に負担がかかる姿勢や運動、外傷などにより発症する場合もあります。
20~40歳代の、どちらかといえば男性に多い傾向があります。
腰の椎間板ヘルニアは、このような症状が発症します。
・腰痛
・片足の痛み
・排尿障害
・両方の下肢の脱力感
・足を動かすことができない
これらは、椎間板ヘルニアの特徴的な症状です。
少しでも気になる部分があれば、椎間板ヘルニアを疑うようにしましょう。
椎間板ヘルニアは、初期段階で治療を受ければ改善できる可能性が高くなります。
そのため、少しでも気になったら、すぐに専門医に診てもらいましょう。
椎間板ヘルニアの検査は、MRIです。
レントゲンではヘルニアの症状が写りにくいので、MRIで細かく検査を行います。
必要に応じて、CT検査や造影剤注射などの検査、筋力検査、感覚検査などの検査を行う場合もあります。
【腰椎すべり症の治療方法】
腰椎すべり症の治療は、このような方法を行っていきます。
・薬物療法
消炎鎮痛剤や座薬などを用いて、痛み改善や症状改善へとみちびきます。
・神経ブロック療法
神経のまわりの薬を注射して、炎症や痛みを抑える治療です。
強い痛みが発生している場合でも、神経ブロック注射で症状をやわらげることができます。
・装具療法
コルセットを用いて患部を固定して、症状改善へとみちびく方法です。
椎間板ヘルニアには安静の治療も大事となるので、しっかり固定して安静にさせることにより、症状改善を期待することができます。
・整骨院や接骨院での治療
整骨院や接骨院での治療は、椎間板ヘルニアの症状部分に直接施術を行って改善へとみちびく治療方法を行っていきます。
缶?にピンポイントで治療を行うので、素早い改善へとみちびくことができます。
椎間板ヘルニアの治療は長くかかってしまうこともありますが、症状が思うように改善しない場合は整骨院や接骨院での治療も視野に入れてみると良いでしょう。
・手術療法
保存療法で良くならない場合や排尿障害がある場合は、手術療法を行う場合もあります。
近年は内視鏡を使った手術も行っているので、負担が少ない手術とすることもできます。
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